にしのひがしの

小説家志望の24歳女が本の感想を書いてゆくブログ。

海外文学

『高い城の男』 P.K.ディック 感想

頑張って一週間くらいで読みました。読みましたけど。 論点というか、主眼はどこなのか混交している印象が強い。ぼやけている。 ヒトラーとかユダヤ人のことなのか、易経のことなのか、政局のことなのか、戦勝国と敗戦国間の人種的軋轢のことなのか、謎めい…

アンナ・カヴァン『氷』感想

読了しました。 薄い本だし、訳も自然でつっかえるところもなかった。 難しいようでいて単純な話なんだろうなと思う。 こういう話を読むときに、何かと何かがイコールだとか分析して、関係図とか、一覧表を作ろうとしたがる人がいる。たとえば芥川龍之介の『…

ウルフ「灯台へ」感想

ご無沙汰してました、にしのです! 閲覧有難うございます。先日ヴァージニア・ウルフ「灯台へ」を読み終わりました。初ウルフ作品でした。 灯台へ/サルガッソーの広い海 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 2-1) ヴァージニア・ウルフ,ジーン・リース 河出書房…

男と女と「楽園」としての南の島〜モーム『月と6ペンス』

5日ぶり(?)です。お久しぶりです。 この5日でバイト始めて辞めました。。時間ができたので、また今日から更新していきたいと思います。今日は七月に読み終わっていたモームの「月と6ペンス」のレビューめいたものを書いてみます。宜しくお願いします。 …

殺人を犯す青年たち〜「太陽がいっぱい」パトリシア・ハイスミス

さて、今日は「太陽がいっぱい」の主人公・美しき犯罪者にして、大胆かつ繊細な24歳の青年、トム・リプリーについて書きたいと思います。映画は見てないです。最近「キャロル」が話題になって、女性同士の恋愛って珍しいなあという感想を抱いてたくらいで…