にしのひがしの

小説家志望の女が本の感想を書いてゆくブログ。

2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「怪盗グルーの月泥棒」感想〜ミニオンとまっくろくろすけ・他

おはようございます。にしのです! 昨日ミニオンズを初めて見ました。感想を書いてきたいと思います。 www.youtube.com えっと、まず、めちゃめちゃ面白くてびっくりしました。ちょっと非の打ち所が、ないレベルですね。ディズニーのズートピアとかシュガー…

TOKYO FMサンデースペシャル 『人生に、文学を。』 第一回 桐野夏生・谷崎潤一郎感想

夏風邪でダウンしておりました(若干今も)、にしのです。だんだん風邪が良くなってきたときに、自力で本を読むのも、映画や動画を見るのも、ちょっとキツいなっていうタイミングがありました。暇なんだけど視覚情報に集中するのが辛いっていうか。なので、…

メンヘラ女とダメ男〜「地下街の人々」ジャック・ケルアック

お久しぶりです。こないだ人生で初めて財布を盗られました。にしのです。しんどいです。 今日は「地下街の人びと」のレビューを書いていきます。古本屋で100円で書いました。 一言で言うと、メンヘラ黒人美女・マージと、ヒッピー三十路男・レオが共感し…

男と女と「楽園」としての南の島〜モーム『月と6ペンス』

5日ぶり(?)です。お久しぶりです。 この5日でバイト始めて辞めました。。時間ができたので、また今日から更新していきたいと思います。今日は七月に読み終わっていたモームの「月と6ペンス」のレビューめいたものを書いてみます。宜しくお願いします。 …

「娚(おとこ)の一生」レビュー

原作未読です。あ、一巻だけは読んだかな。逃げ恥の前、のだめの後、ヤマシタトモコと同時期で、大人向けの少女漫画ブームの先駆けだったような。 映画自体の完成度は、60点くらいかな。美術とか、雰囲気とかはすごく良かったです。榮倉奈々も演技が上手く…

殺人を犯す青年たち〜「太陽がいっぱい」パトリシア・ハイスミス

さて、今日は「太陽がいっぱい」の主人公・美しき犯罪者にして、大胆かつ繊細な24歳の青年、トム・リプリーについて書きたいと思います。映画は見てないです。最近「キャロル」が話題になって、女性同士の恋愛って珍しいなあという感想を抱いてたくらいで…

(抄)「ハイティーン」の断片〜寺山修司「少年少女詩集」

今日は寺山修司著「書を捨てよ、町へ出よう」の中の、「ハイティーン詩集」の詩二つについて書こうかなと思います。以前読んで、すごくいいなと思ってノートに書いてたんですが、今日ふと思い出したので。私はハイティーンどころかもう24歳になってしまいま…

スタジオポノックとメアリ〜「メアリと魔女の花」感想

www.youtube.com 8月2日に見てきました。前情報できるだけ入れず、予告も見ず、先入観なしに物語と向かい合える状態で行きました。 私はジブリだと、ハウル・千と千尋・耳をすませば・もののけ姫・ラピュタが好きです。ポニョと風立ちぬは微妙だったという感…

映画とイデオロギー〜『瓦礫の天使たち―ベンヤミンから“映画”の見果てぬ夢へ』

映画論めいたものを読みたいなと思ってたのと、表紙がクレーの絵で惹かれました。クレーが好きなので。 ちょっと自分でもどう書けばいいのかよくわからないですが、試行錯誤しながらやりたいと思います。 【章立て】 序章 喜劇の女王―“無声映画”の未完のプロ…