にしのひがしの

小説家志望の女が本の感想を書いてゆくブログ。

2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『ストーナー』ジョン・ウィリアムズ 感想

読みました。 なんか、すごーーくモヤモヤしました。これはダンサー・イン・ザ・ダークを見た時の感想に似てる。 レビューを見るとみんな褒めてるのも似てる。 まず、ストーナーにはもっとやれることもやるべきことも、あると思った。 周囲を幸せにする努力…

読んで、訳して、語り合う。 都甲幸治対談集

読みました。おもしろかったです。 喋ってる内容は結構難しいことなんだけど、話し言葉だからするっと読めて、わかりやすいです。 作家さんとか思想家?さんの対談ならよくあるけど、翻訳者さんの視点からの対談って初めて読みました。海外文学を中心に、現…

町屋良平『青が破れる』〜第53回文藝賞受賞作 感想

(文藝2016 冬号誌上で読みました) 「気持ちのよい違和感」 口語と文語、漢字とひらがな、文学と会話が入り混じってくる文章が新鮮だった。所々詩のような、所々コントのような。形式張ったなにかを描こうとしていない。とことん感覚的で。あまりかっちり小…