最近借りた本と、聴いている音楽について
こんにちは。にしのです。前回の更新から間が空いてしまって…。のぞいてくれてる方にはすみません。ありがとうございます。近況報告として、最近読んだもの・見たものなどを。まず「太陽がいっぱい」の続編「贋作」を読み終わって、あと、昨日は友達と「静かなる情熱〜エミリー・ディキンソン」を見てきました。
パトリシア・ハイスミス 河出書房新社 2016-05-27
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どちらもできれば後で感想を書きたいなと思います。『贋作』は『太陽がいっぱい』に引き続き、あーーートムだ!トム・リプリーだ!って感じで、続きがとても気になります。知性と衝動が同居している感じが、やはり危うげで惹かれました。
『静かなる情熱』はかなり大胆な、新しいエミリー・ディキンソン像という感じがしました。生々しくて、現代的で、女性的な苦悩。賛否両論あるのは頷けますが、好きか嫌いかと聞かれたら「好き」です。本とか好きで、ちょっと自分の世界に引きこもって生きがちな女性にはかなり刺さると思います。ディキンソンには、貞淑で、浮世離れして、つかみどころのないイメージがあったんですけど、かなり印象が変わりました。
あと、先日は図書館に行ってきて、興味のある本を色々借りてきました。
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野田高梧 フィルムアート社 2016-07-22
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佐藤 亜紀 筑摩書房 2012-11-01
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津村 記久子 KADOKAWA 2017-01-25
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橋本 治 集英社 2008-02-20
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河合 隼雄 岩波書店 2009-11-13
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度会 好一 中央公論新社 1999-09
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「小説」「心理」「神話」って感じですね。心に残るものがあったら、この中からもレレビューを書きたいです。
橋本治は、以前「花咲く乙女たちのキンピラゴボウ」を読んで、凄く印象深かったので小説も読みたいなと思って借りました。初っ端からDQN親に生まれた放置子が亡くなる話で結構ダメージをくらいました…。鳥瞰的な書き方で生々しいです。日本の現代小説を最近ほとんど読めてないので、いろんな人の作品を一冊は読みたいですね。中村文則と、あと最近は全く伊坂幸太郎の本を読んで居ないので、文庫で出てたアイネクライネナハトムジークでも読んでみようかな。
あと、今回はちょっと音楽の話もしてみようかと思います。私はギャガギャガした音楽を聴くと疲れてしまうので、アコースティックとか、ピアノインストとか、静かめなものをよく聴きます。J-POPとかロックの情報ってかなり回ってくるけど、そういう静的な音楽ってあまり情報がないんですよね。Youtubeでひたすら掘ったりとか、くらいで。最近はSpotifyに課金して、だいぶそのへんが解消されてきました。Spotifyは本当にオススメなので、いつかそのことについても記事を書きたいですが。
Spotifyで見つけていいなーと思った、静かめなグループの音楽をいくつか貼って見ます。就寝前とかに聴くと捗るのかなと思います。あと、どうせなのでちょこちょこ(自分用もかねて)基本的な情報やレビューをまとめてみることにしました。
The band apart(naked)
the band apartは結構有名ですよね。nakedは基本はその曲のアコースティックカバーって感じなのかな(にわか知識なので違ってたらすみません)。この曲入ったアルバムはSpotifyでフルで聴けるんですが、どれもいいのでおすすめです。良い意味で刺激物がなくて、穏やかに、落ち着いて聞けます。私はジャズとかボサノバとかは跳ねすぎて、音色も鋭い感じがするのでちょっと苦手なんですけど、これは大丈夫でした。肉声もざわついてなくていい感じです。
レビューを書かれているブログがありました。「とても綺麗なクリーンサウンド」「いくら聴き続けても耳が疲れない」はその通りだと思います。
the band apart naked asian gothic label 2016-10-12
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(プライム会員(prime music)なら無料で全部聞けるぽいです)
beta radio
Beta Radioも落ち着いて聴ける弾き語りっぽさがあります。
公式サイト死ぬほど綺麗ですね。
Rooted in vocal harmonies, acoustic and electric guitar, piano, banjo and an eclectic range of additional instrumentation and soulful arrangements, Beta Radio’s Americana-folk sound is the result of a decade-long collaboration between Ben Mabry and Brent Holloman.
「ボーカルのハーモ二ー、アコースティック・エレクトリックギター、ピアノ、バンジョー、さらなる楽器具とソウルフルなアレンジの振り幅を源とするアメリカンフォークサウンド」…おお…よくわからない…。でも温故知新的なものを感じる…。
日本語で何かかいてくれてるサイトは見つからなかったです。
Beta Radio Beta Radio 2014-11-18
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Triosence
TrioSenceはシンプルな美メロで凄くいいなと思って聞いてます。これはインストバンド?かな。歌なしでここまで物語性というか、華やかかつ硬派?な曲を作れるのって凄いんじゃないかなとなんとなく思います。作曲とか洋楽に関しては門外漢なのでほとんど書けないんだけど、「良い」音楽を作る人たちだな〜と。調べて見たらドイツのグループらしいです。
70年代初頭のキース・ジャレットなどECMピアニスト達が表現していたサウンドを、現代ポスト・モダンのユーロ・ピアニズムの世界に再構築、透明感溢れるピアノと親しみやすく美しいメロディは日本でも多くのファンを魅了している。
ECMってなんだろう…。ポスト・モダンのユーロ・ピアニズムっていうジャンルがあるんですね。やっぱ音楽の世界は細分化していて根が深い。
Triosence MONS 2013-09-28
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Duke Garwood
Duke Garwoodもいいです。逃げ場がないというか。渋みがあって重いけど苦しくはない、重力がない海の底にいるみたいな感じ。漣みたいな程よいストレスがあって、抑制がきいてる考え抜かれた感じの重さがいいなあと思います。Sweet Wineはメロディアスでおしゃれですね。でも音の差し引きがよく計算されている感じがします。この音がなっているときはこの音は弾かない、みたいな主義が透ける感じ。指どりが凄く鋭い気がします。
DUKE GARWOOD / デューク・ガーウッド / HEAVY LOVE | diskunion.net ROCK / POPS / INDIE ONLINE SHOP
ブルース、フォーク、ロックをベースにした美しいギター・サウンドを展開しながら、ソウルフルで渋みのあるヴォーカルが響き渡る本作にはゲストとして盟友マーク・ラネガン、アラン・ヨハネス(クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ)が参加し作品に華を添えている。2005年に『ホーリー・ウィーク』でアルバム・デビューから現在までに4枚のソロアルバム発表し、カート・ヴァイル&ザ・ヴァイオレーターズとのツアー、サヴェージズ『サイレンス・ユアセルフ』(13年)への参加、マーク・ラネガンとのコラボレーション作品『ブラック・プディング』(13年)の発表など活動の場を広げてきた。
「このレコードを聴くすべての国民はデューク・ガーウッドの音楽を知っているべきだ。知らないヤツはインチキ野郎だろう。彼は神秘的で、音楽的天才で、『へヴィ・ラヴ』は圧倒的な傑作だ。皆、乗り遅れるなよ!」 - マーク・ラネガン
「デューク・ガーウッドはホンモノだ。青空のように絶え間なく良いヴァイブをuni-vibeを通して放出する(例え暗いことを歌っていたとしても)。聡明で聖人だよ。」 - カート・ヴァイル
「俺のブラザーであるデュークは、知る限りで最も魂のこもった男だ。彼は常に自分で道を切り開いてきたし、何度も共に演奏させてもらったことが光栄だよ。」 - シーシック・スティーヴ
「何年もデュークを聴いてきたけど、『へヴィ・ラヴ』ほどパワフルで主導権を握った作品はない。彼のギターと歌声を聴くとまるでJ・J・ケイルの元気あふれる親族かと思う。めちゃくちゃ最高だよ。」 - グレッグ・デュリ(アフガン・ウィッグス)
「デュークとはザ・ルミネアで出会ったの。そこで彼はジャズっぽさを含んだスウィートなバラードを演奏していた。彼の歌声はか細くそれでいて豊かで、まるで狼に変身したチェット・ベイカーみたいだった。その瞬間“彼は誰なの?”って思ったわ。」 - ジェニー・ベス(サヴェージズ)
ちょっとカタカナ多くて目が滑るけど。ブルース・フォーク・ロックがベースなんですね。
Duke Garwood Pias America 2015-02-10
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Montt Mardie
中盤の、恋人からの電話にめっちゃ甘い声で話すところがイイです。はぁ〜〜Hi, baby,が可愛い…こんな甘い声で話されてみたい。明るいけどはしゃぎすぎない感じが落ち着いて聞けていいのかな。
The Daydream Club
The Daydream Clubも、白昼夢倶楽部ってくらいなので、どことなく幻想的で棘がないというか、でもしっかりリズムを刻んでくれる感じがついていきやすい。PVも綺麗ですね。夫婦でやってるデュオグループ。ちょっとここまでかいて疲れてきたのでレビューサイトでいいの引用して訳するのはまた後でします…。ジャンルとしてはオルタナティブ/インディーらしいです。
Milk Carton Kids
Milk Carton Kidsはわりとずっと好きです。淡々としてて綺麗で、でも何かしら出会いというか実りが曲調にあるので、安心しながらも興味を持って聞けます。飽きないですね。
Milk Carton Kids Junketboy 2011-11-22
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自分の好きな曲が「このジャンル!」って言えればいいんですけど、フォークとも、オルタナともポストロックともちょっと違う気がしていて。強いて言えばアコースティックがいいのかなと思うけど、明るいアコースティックは苦手だったりするし一口では言えないのが少しもどかしくて。今回ちょっとこうやってまとめることで、色々わかるかなあと思いつつやってみたんですけど。オルタナとかインディーって幅広すぎてあれですね。好きな音楽何?って聞かれてポストフォーク(?)とか言われてわかる人とかいないだろうし。静かな感じの音楽かな、としか言えないのがもどかしいな。
ちょいちょいこういう嗜好のものも書いてみたいと思います。聴覚はちょっと過敏なきらいがあるので(多分アスぺ系の発達障害からきてるとは思う。他過集中など)、同じ様な方のお役に立てたらなとも願いつつ。しっくりくる音楽探すのって本当に難しいですよね。あ、これならいいかも、と思って聴き始めても、途中で盛り上がったり、苦手な声に入ってこられると違うの探すことになって、凄く勿体無い。この人の紹介する音楽なら大丈夫、とかいう指標をある程度立てられたら、日常がちょっと楽しくて、楽になるような気がしています。
それでは、今夜はこのへんで。ここまで読んでくれてありがとうございます!音楽の好みは人それぞれですが、いいなと思ってもらえると嬉しいです。次の更新はなるたけ早めにしたいです。